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日本語会議向けAI議事録ツール比較 2026:Fireflies/tl;dv/Otterを同じ音声で実測

Kenta Sato · 2026-05-21 · 約13分

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日本語会議向けAI議事録ツール比較 2026:Fireflies/tl;dv/Otterを同じ音声で実測

英語会議の文字起こしなら選択肢は多いです。問題は、日本語の定例会議を毎週処理する時です。固有名詞、話者分離、要約の質で差が出ます。

そこで、同じ日本語会議の音声を3製品すべてにアップロードして、実際の出力を比べました。対象は Fireflies.ai、tl;dv、Otter.ai です。

先に結論です。文字起こしの素の精度と話者分離なら Fireflies(ただし短い会議は要約しない)。そのまま貼れる日本語要約の完成度なら tl;dv無料・カード不要で試すなら Otter Basic(300分/月)。ただし、後述のとおり3製品とも「鵜呑み禁止」の落とし穴があります。

実測の方法(同じ音声を3製品に入れる)

精度ランキングを並べる代わりに、自分で同じ音声を入れて確かめました。

用意したのは、合成音声で作った3話者の日本語定例会議(約88秒)です。実在の会議ではなく、録音内容を完全に把握した状態で誤りを数えられるよう、固有名詞・数値・日付・アクションアイテムを意図的に詰め込みました。

この音声を Fireflies / tl;dv / Otter に同条件でアップロードし、出てきた文字起こし・要約・アクションを正解原稿と突き合わせました。

結果サマリ(同一音声の実測)

観点Fireflies.aitl;dvOtter.ai
文字起こしの言語日本語日本語日本語
話者分離(アップ音声から)部分的(Speaker 1/2を検出)なし(全発言が1話者に)なし(Speaker 1=100%)
固有名詞「ストックレンズ」正答正答正答
「KPI」/「解約率」両方とも正答KPI正答/解約率→「開約率」解約率正答/KPI→「kp愛」
目立った誤り「二重通知」→「2O通知」末尾に幻覚(後述)詳細を多数ドロップ
要約の作り短い会議では生成されず※章立て+タイムスタンプAction Items中心
無料で試せる範囲7日トライアル(要カード)手動アップロード5回Basic 300分/月・カード不要

※Fireflies は88秒の音声に対し「Meeting does not have enough transcript to generate a summary(要約を作るには文字起こしが不足)」と表示し、要約を生成しませんでした。短い録音より、長尺のライブ会議向けの挙動です。

共通の注意:アップロードした音声からの自動話者分離は、3製品とも完璧ではありません。tl;dv・Otterは全発言が1話者に統合され、Fireflies は2話者まで検出したものの区切りは粗く、3人を正しく分けられませんでした。話者をきれいに分けたいなら、各人の声を事前登録するか、ライブ参加型で録る運用が前提です。

tl;dv:そのまま貼れる日本語要約。ただし幻覚に注意

tl;dv は会議録画とAIノートを組み合わせる製品です。アップロードした音声に対し、章立て(概要/議題ごと/実行項目)+タイムスタンプ付きの日本語要約を自動生成しました。出典: tl;dv pricing

実測の良かった点:

実測で見えた弱点:

tl;dvが生成した日本語の会議要約(章立て+音声タイムスタンプ付き)

tl;dv の自動要約。「概要/ストックレンズ6月リリース/KPI進捗/外部連携/実行項目」と章立てし、各項目に音声内タイムスタンプが付く。

料金面では、無料だと手動アップロードは5回までで、それ以降はアップグレードが必要でした。今回テストしたBusinessは7日間の無料トライアルですが、カード登録が必要で、解約しないと7日後に課金されます。

筆者の主観メモ: 日本語要約はそのまま社内共有できる完成度。ただ末尾に幻覚が混じったので、数字と固有名詞だけは元音声で確認したい。

CTA: tl;dvを確認する

Otter.ai:無料・カード不要で試せる。日本語も出るが詳細は落ちる

Otter.ai は英語会議メモで知名度が高い製品で、公式も英語音声向けと明記しています。とはいえ、日本語音声でも文字起こし・要約は日本語で出力されました。出典: Otter pricing

実測の良かった点:

実測で見えた弱点:

Otterが日本語で抽出した会議のAction Items

Otter の Summary 画面。Action Items は日本語で6件抽出された(「ストックレンズ」も正しく認識)。

筆者の主観メモ: 無料・カード不要でここまで日本語の要点が出るのは驚き。話者が分かれない点を割り切れば、まず試す一本として十分。

CTA: Otterを無料枠で試す

Fireflies.ai:文字起こしの精度と話者分離は最良。ただし短い会議は要約しない

Fireflies.ai は、録音・文字起こし・要約・検索をまとめる製品です。会議にNotetakerボットが参加して自動で議事録を取るモデルが中心で、Meeting language に Japanese を設定できます。出典: Fireflies pricing / Fireflies affiliate

同じ日本語音声をアップロードした結果、文字起こしの素の精度は3製品で最も良好でした。

実測の良かった点:

実測で見えた弱点:

Fireflies の文字起こし画面。Speaker 1/2を検出。左の要約は「No meeting summary available」

Fireflies の文字起こし。「KPI」「解約率」を正しく拾い、Speaker 1/2を区別している。一方で左の要約は「No meeting summary available(文字起こしが不足)」となり、短い会議では要約が出なかった。 検証メモ: アップロード上限はMP3/WAV等で最大500MB(動画は2GB)。Slack/Notion/HubSpot連携や検索が強みで、過去の発言を後から探す用途に向きます。料金は7日間の無料トライアル後、Business が $228/seat/年(課金開始 2026-05-28) で、カード登録が必要でした。

筆者の主観メモ: KPIも解約率も正しく拾い、話者も2人まで分けたのは3製品で一番。短い音声だと要約が出ないので、長めのライブ定例向けだと感じた。

CTA: Fireflies.aiを確認する

わかったこと(3製品共通の落とし穴)

どれを選ぶか

FAQ

アップロードした録音でも話者は自動で分かれますか?

今回の実測では、Fireflies が2話者まで検出(3人は不可)、tl;dv・Otter は全発言が1話者でした。話者をきれいに区別したい場合は、声の事前登録やライブ参加型の録音が前提になります。

日本語の精度は公式ページだけで判断できますか?

できません。固有名詞(社名・製品名)や数値は、手元の会議音声で大きく変わります。今回も「KPI→kp愛」「解約率→開約率」のような誤変換が出ました。

無料枠だけで比較できますか?

Otterは無料Basic(月300分・カード不要)で試せます。tl;dvは手動アップロード5回まで、Firefliesは7日間トライアル(要カード)です。トライアルは解約日を必ず控えます。

セキュリティ面の注意点は?

顧客会議では、録音とAI要約の利用を参加者に明示します。外部サービスに音声を渡す点も社内ルールで確認します。

まとめ

日本語会議向けAI議事録は、ランキングだけで決めない方が安全です。同じ音声を入れてみると、文字起こしの精度と話者分離は Fireflies、要約の作り込みは tl;dv、無料での試しやすさは Otter と差が出ました。どれも誤変換・脱落・要約の有無に癖があるので、重要事項は元音声で確認します。

CTA: tl;dvを確認する / Otterを無料で試す / Fireflies.aiを確認する